ヒュンケルの名言・名セリフ⑨
情けや愛の力で
敵に敗れるのならば・・・
オレにはむしろ
誇らしい・・!!
窮地に追いやられたマキシマムは、ヒムを人質に形勢を逆転させる。ヒムを見捨てることができないヒュンケルは、マキシマムのトドメを受けることも厭わない。「バカ野郎!!」ヒムは涙を流して叫んだ。
オレは・・
オレ自身の全てを賭けた
この闘いの行方を
見届けねばならん・・!!
勇者(ダイ)の
正義の一刀が
大魔王(バーン)を
討ち倒す所を・・
この目で見たいっ・・!!
度重なる死闘の連続で、ヒュンケルの身体は回復呪文でも回復できないほどになっていた。もはや戦うことができない身体となったヒュンケルだが、己の全てを賭けた魔王軍との戦いの決着だけは、どうしても自分の目で確かめずにはいられなかったのである。
いよいよだな
ミストバーン
これが正真正銘
最後の闘い!!
おまえの
破滅の瞬間(とき)だ!!!
ミストバーンの前には、ポップ、マァム、ラーハルト、ヒム、クロコダイン、ヒュンケル、チウ、ブロキーナが集まった。しかしそれでもミストバーンは余裕たっぷりである。
ダイにバーンは殺せん
なぜならば
本物のバーンは・・
ここに!
おれたちの目の前に
いるからだ!
そうっ・・!!
ミストバーン!!!
おまえが本物の
大魔王バーンだっ!!!!
ヒュンケルの言葉に誰もが愕然とする。
マァムも
アバンの使徒の一人!
その光の力を・・・
勇者が伝えし技を
誰よりも信じているはずだ!
オレなら・・・
光に賭ける!!
ミストに取りつかれたマァムを救う唯一の方法は、アバンのもつ空の技。だが、それをすればマァムも無傷では済まない。躊躇するアバンに、ヒュンケルは、「オレなら、やる!」と戸惑いなく言った。弟子に教えられたアバンは、虚空閃を放つことを決意する。
・・・・・
死んだ・・
オレの中で・・・・・
ミストはヒュンケルにとりついて自分の身体にしてしまおうとしたが、ヒュンケルの魂に込められた光の闘気によって完全に消し去られてしまった。闇の師ミストにとってヒュンケルはただの道具や武器でしかなかった。手を差し伸べるアバンにヒュンケルは聞く「あなたにとって・・オレはなんですか?」アバンは力強く即答する「決まってるでしょう。誇りです・・!」。
ポップ
もっと胸をはれ
オレたちは全員
皆死力を尽くした
誰もが自分の持てる
力以上の奇蹟を起こした
だから全員ここにいられる
だからこそダイは
あそこで戦っていられるんだ・・!
・・・もっと・・
誇るべきだ・・!
ダイを一人バーンの元に残したまま、自分たちだけ脱出したことを悔しがるポップ。しかしヒュンケルはポップの肩に手を置き、優しく励ました。
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