ハドラーの名言・名セリフ⑧
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・・・悔いはない・・
むしろ感謝しているぞ
おまえたちの手で
地に堕ちてからが・・
オレの本当の人生だった
短い間だったが
確かな手ごたえがあった・・・
・・・・・さらばだ
勇者ダイ・・！
戦いに敗れたハドラーは身体が朽ちる前に、自分を倒した勇者と最後の握手をしようとする。しかしその時、地面からなにかが出現し、死神の笛の音が鳴り響いた。
バカ者ッ！！！
・・・うぬら
それでもアバンの使徒かっ！！？
こんな所で力尽きて
しまうような連中に
その名を名乗られては
あの世のアバンも
うかばれまいっ・・！！！
・・・オレが
生命を賭けてまで
倒そうとしたアバンの使徒！
それは不屈の魂を持った
希望の戦士だっ！
最後の最後まで
絶望しない強い心こそが
アバンの使徒の
最大の武器では
なかったのかっ！！
キルバーンの殺しの罠にかかり、力尽きようとするポップたちだったが、その時ハドラーが叫ぶ。
・・・く・・
くやしかったら
何とかしてみろ・・！！！
このオレを・・
ニセ者をたおすために死んだ
道化にしてくれるなｯ！！！
ハドラーに喝を入れられ、大切なことを思い出したポップは「ダメもとで最後最後まであがきまくってやらあ！」と再び気合を入れ直した。ポップのアバンのしるしが輝く。それは勇気が戻った証だ。
・・・なにを
モタモタしている・・！！！
手が見つかったのなら
死ぬ前に試せ！！
・・・オレの事など
忘れろ・・！
しょせんはすぐ
死骸に化ける身だ！！
ポップは殺しの罠から抜け出す方法を閃いた。しかし、助かるのは2人。察したハドラーは、オレに構うなと再び喝を入れる。
かまうなぁっ！！！
オレの勝手だっ！！！
今のうちに
早く呪文を放てェッ！！！
・・我が生命を賭けた勝負・・
死神（キルバーン）の
姑息な罠如きに
汚されてたまるものかっ！！
オレと・・オレの
仲間たちの戦いも・・
勝者がいなくなってしまったら
語りつぐ者さえ
なくなる・・！！！
・・急げポップ！！
骸（むくろ）が動いたのだ！！
もうけものと思えっ！！！
キルバーンの殺しの罠から抜け出すにはメドローアを放つ必要がある。しかし凄まじい炎の力を抑え込むのにやっとで、ポップは思うようにメドローアを出せない。万事休すかと思ったその時、雄叫びとともにハドラーが立ち上がり、地獄の業火を最後の魔法力を使い抑え込んだ。
・・・神よっ！！
人間の神よっ！！！
魔族のオレが・・
はじめて 祈る・・！！！
もし本当に・・
おまえに人命を司どる
力があるのなら
こいつをっ・・！！
この素晴らしい男だけは
生かしてくれっ！！！
オレのような
悪魔のために
こいつを死なせないでくれっ！！！
・・神よッ！！！！
ハドラーのことを気にかけ、一緒に殺しの罠に残ったポップ。ハドラーとともに死のうとするポップの労りに号泣する。そして、死の間際、魔族の身でありながら、懸命にポップの生命が助かることだけを神に念じた。
・・ありがとう・・
とでも
言うつもりか・・？
・・甘いッ！！
相も変わらず
甘い奴よッ！！！
ヘドが出るわあッ！！！！
窮地のポップとハドラーを救ったのは、まさかのアバンだった。アバンはポップやダイを救おうとしたハドラーに、感謝の言葉をかけようとする。しかし、ハドラーは、地獄の爪を振りかざし、アバンに向かって突き刺した。
・・そう 何度も
つまらん邪魔は
入れさせんぞ・・
死神！！！
アバンに向かって突き刺したと思われた地獄の爪は、姿を消してアバンの背後から密かに近づいてきていたキルバーンの心臓を確実に貫いた。
大魔王バーンは恐ろしい男だ！
情けは捨てろッ！
冷徹になれッ・・！
おまえが・・
おまえの力こそが
これからのダイたちの戦いに
必要なのだッ！！
・・素晴らしかったぞ
おまえの残した
弟子たちは・・！
オレの生き方すら
変えてしまうほどにな・・！！
・・おまえの力で・・
ダイたちを
勝利へ導いてやってくれ・・！
それが
オレへの唯一の礼だと
思え！！
ハドラーはかつての最大の強敵アバンに、最後の言葉を残す。
・・ポップよ・・
おまえたち人間の神というのも・・
中々粋なやつのようだぞ・・
・・オレの・・
生命とひきかえに・・
・・オレがかつて奪った
大切な者を・・
おまえたちに
返してくれた・・・
そのうえ・・・・・
オレの死に場所を・・
この男の腕の中に
してくれるとは・・な・・！
最大の強敵ハドラーは、アバンの腕の中で静かに朽ち果てていった。
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