ヒュンケルの名言・名セリフ⑥
・・それは・・
この槍が・・
友の形見だからだ・・!!
剣を使えばロン・ベルクと互角の腕を持つヒュンケルだったが、なぜか槍を使うことに、ロン・ベルクはその理由をたずねた。
リンガイア王国を
滅ぼしたのは
魔王軍最強の軍団長・・
誰が戦っても勝てん
あの坊やは
国にいなかった事を
感謝するべきだよ
リンガイア王国の猛将バウスン将軍の息子ノヴァは、究極の自己中心な性格。実力はあるが人を見下し、自分だけが勇者だと思い込んでいる。自分がいればリンガイアを救えたと思っていることを、父のバウスン将軍から聞いたヒュンケルはその幸運に感謝すべきだといった。リンガイア王国を滅ぼしたのは竜騎士バランなのだから。
おしゃべりな小僧だが・・
一つだけ
いい事を言った・・
上には上がいる・・!!!
凍りついたノヴァの身体を粉雪のように粉砕しようとするヒムだったが、ヒュンケルはヒムの頭部に槍を突き立てて救った。
あいにくだが
オレたち人間は
駒じゃない・・!!
盤上の計算通りに
倒せると思ったら
大きな間違いだ!!!
避けたはずのヒュンケルの槍が女王アルビナスをかすめる。
ダイよ
仕止めそこなったが
あれでいいんだ!
おまえには仲間がいる!
一人の力に
こだわる事は無い!!
強敵チーム、ハドラー親衛騎団を相手に、ヒュンケルは協力して戦うことが重要だと示す。
おまえを暴れさせるだけ
暴れさせた後に
バーンと戦ったほうが
ダイやオレたちは楽だろう・・
ただしおまえは死ぬ!
おれにはそれが見過ごせん!!
・・いや
このオレのまとった
鎧の魔槍が
それを許さないのだ!!!
バランの標的は大魔王バーンになった。そのままバランとバーンを戦わせれば、ダイたちにとっては好都合。しかしそれは同時にバランの死をも意味する。ヒュンケルのまとう鎧の魔槍、ラーハルトの魂はそれを良しとはしなかった。かつての配下だったラーハルトもバランの行いをいさめようとしていたのである。
ラーハルト!!
ただ一度
相まみえただけの仲だが
オレは一日たりとも
おまえの事を
忘れたことはない・・!!!
この一撃が
今のオレにできるすべてだ!!
これでバランを
止められなかったら・・
情け無い奴と
あの世で笑ってくれ・・!!!
大魔王バーンに挑もうとするバランを止めるため、ヒュンケルは捨て身のカウンター攻撃という作戦に出る。もし失敗すれば待っているのは死。バランとヒュンケル、お互いの意地をかけた一撃の対決。だが、それを見ていたアルビナスは二人もろとも葬ろうとする。
ロクに戦えない時は
みんなの盾に
なればいい・・!!
敵の攻撃を
すべてこの身で
受ければ・・!!!
立つこともやっとの重傷にも関わらず、仲間のために死の大地へ乗り込もうとする。レオナはあえて厳しい口調で止めようとするが、それでもヒュンケルの歩みは止まらない。
生死をかけた戦いの中で
味わう苦しみや
傷の痛みだけが
オレの罪悪感を
うめてくれる・・!!
オレは今
こうして正義のための
つぐないをしている と・・!!
戦いの中だけで
オレはその手ごたえを
感じられるんだ・・!!!
かつて魔王軍に身を置き、人間を激しく憎み多くの人を傷つけてきた記憶。そして師やダイたちアバンの使徒たちへ刃を向けた事実が大きな罪悪感となり、ヒュンケルの心の奥底から動かない。唯一、戦い傷つくことだけが、その痛みや恐れから自分を癒やしてくれたのだった。
見ろ!
友もオレを
呼んでいる・・!!
戦場へ・・!!!
エイミが森の奥に隠したはずのヒュンケルの鎧の魔槍が、ヒュンケルの思いに呼応するかのようにいつのまにか近くに佇んでいた。
今はバランの死という
事実ではなく
その意味を考えろ
バランは
ダイとオレたちの
道を開くために
死んだんだ・・!!
ここで退いては
ヤツの死そのものが
無駄になるんだぞ!!
バランを失った今、ポップはダイのために一時退却するべきだとした。しかしクロコダインやヒュンケル、マァムは、世界中の人々のために、今はそのまま進みバーンを倒すことが大切だと言う。そしてダイもまた、父への想いを胸に、進むことを選ぶのだった。
どこにいたって同じだ
どうせ死ぬなら
オレたちは
ここで死にたい・・!!
一秒でも
一瞬でも
おまえをかばって・・!!
ダイにバーンの強力な必殺技カラミティウォールが炸裂する瞬間、ヒュンケルとクロコダインが前に立ちはだかった。クロコダインも「死に場所ぐらい好きに決めさせてくれい」と覚悟を決めている。
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