ヒュンケルの名言・名セリフ⑧
ヒムッ!!!
オレといっしょに
地獄を味わえッ・・!!!
パワーアップしたヒムの前に、ヒュンケルの技は一切効かずひたすら打たれるのみ。最後の技グランドクルスに全てをかけて相討ちを狙うが、敢えなく迎撃されてしまった。もはや完全に打つ手なし、と諦めそうになるヒュンケルだが、一片の闘志を振り絞って最後の賭けに出る。
・・目には目を・・
歯には歯を・・
という言葉もある・・・!!
闘気には闘気!!
ヒムよ!!
おまえと互角に戦うためには
オレはあえて
すべてを投げうった!!
この拳でっ・・!!
最後の勝負だっ!!!!
万事休すのヒュンケルは、武器も鎧も脱ぎ去った。ただ闘気だけを武器に、オリハルコンの身体を持つヒムに対し、生身の拳のみで対峙する。ヒュンケルは自分を後戻りできない背水の陣に追い込むことで、己の中に宿るすべてのパワーを引き出そうというのだ。
同じ最後の力を
こめるなら
おまえと五分の
条件で・・!!!
この拳に
すべてをこめるっ!!!
多くの仲間たちが
目を覚ましてくれたのだ!
真の戦士ならば
使命を果たすまで
最後の最後まで
あきらめてはならない・・!
たとえ泥をすすってでも
戦い抜いて・・
自分に課せられた
使命を果たすのだと!!
どんなにぶざまでも
どんなに見苦しくても
一向にかまわん!!
わずかにでも
勝算があるならば
オレはそれに賭ける・・・!!!
もし勝者に
敗者の生命を奪う
権利などというものが
あるなら・・
オレはおまえから
生命ではなく・・
死を奪う・・!!!
もはやおまえは
悪ではない!
したがって生命を奪う
必要もない!
オレに勝ちたいと願う
おまえの心は純粋なもの
・・ならば闘いの中で
あえて決着をつけずとも
よかろう・・
ヒュンケルはヒムにとどめを刺そうとはしなかった。ヒムにはハドラーや親衛騎団の仲間たちの生命が宿っていると感じたのだ。そしてヒュンケルはヒムに言った「おまえには仲間の分まで生きる義務があるはずだ」「生きろヒム!オレたちと共に!!」ヒムの目から大粒の涙がこぼれ落ちる。
・・・戦ってきた・・!
・・戦い抜いてきた・・・!!
この身体に受ける痛みだけが
オレの過去を忘れさせて
くれると思って・・!!
この流れ落ちる
血と汗だけが
オレの犯した罪を
洗い流してくれると
信じて・・・!!
・・・だが・・!
・・・今日・・
この戦いで終わる・・!!
間違いなく・・
これがオレの
最後の戦いだッ!!!
決着が付いたヒムとヒュンケルの前に現れたのは、キングのマキシマムと11体の駒。もうヒムもヒュンケルもとても戦える状態ではない。だがしかし、ヒュンケルは立っているのもやっとの身体で敵に向かっていく。キングがヒュンケルの体力をスキャンするが、HPは21と出た。
ハドラー親衛騎団は
・・ヒムも・・シグマも・・
アルビナスも・・!!
みんな自分の意志を持った
立派な戦士たちだった!!
主のために生命をかける
忠誠心を持った
手強い奴らだった!!!
だがおまえの手下は
ただの駒!!
いいなりの人形だっ!!!
HPがほとんどゼロに近いヒュンケルだが、オリハルコンでできた兵士や騎士を次々に素手で破壊していった。マキシマムのスキャンではヒュンケルのHPは残りたった1。「今にも燃えつきそうなオレの生命だが、人形ごときにとらせてやるほど安くはない!」ヒュンケルは決して怯むことはなかった。
王手(チェックメイト)だ!
マキシマム・・!!
ついにマキシマムを追い詰めたヒュンケル。マキシマムは頭の中で必死にヒュンケルの過去の全データを再検索する。この戦略的頭脳こそがマキシマムの最大の能力なのである。
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