ラーハルトの名言・名セリフ②
おまえなんぞに
なにがわかる!!?
バランさまの
心の痛みが
おまえらなどに
消せるほど
軽いものだとでも
思ったか!!?
笑わせるなあッ!!!!
もはやおまえは
身動きすらできんはず・・
このままひと突きに
することは
たやすいが・・
それでは
オレの気がおさまらん!!
おまえには
もう一発こいつを
くれてやる!
剣はおろか
鎧すら失った
その身でうければ
確実にまっぷたつだ!!!
むごたらしく死ねッ!!!
くだらんおしゃべりの
罰としてなッ!!!
ハーケンディストール!!!!
再び立ち上がったヒュンケルを返り討ちにしたラーハルトは、とどめの一撃を打ち込もうとする。しかしその時、ヒュンケルの目が鋭く光った。
人質をとるなど
誇り高き竜騎衆の
名を汚す愚行・・
許しがたいことだ・・
ましてや人間相手に
な・・!!
ポップを人質にとっていたボラホーンが、鎌を振り上げヒュンケルの首をはねようとした時、一本の槍がボラホーンの顔を貫いた。それは同じ竜騎衆であるラーハルトのものだった。
フフッ・・
甘いやつらだな
他人(ひと)の悲しみを
我が事のように・・
おまえたちのような人間には
はじめて会った
おまえたちなら
バランさまの悲しみを
わかってやれるかもしれん
・・バランさまと・・
ディーノさまをたのむ・・!
ラーハルトは魔族と人間の混血児だったことを明かした。そして、つらい過去を聞いたヒュンケルとポップはラーハルトのために涙を流すのであった。
たとえ戦場とはいえ・・
最後に・・
おまえたちのような男に
出会えて・・
よ・・かっ・・た・・
ラーハルトは死に際にヒュンケルに鎧の魔槍を託す。自分のために涙してくれたヒュンケルやポップと出会えたことに感謝し、誇りとともにラーハルトは静かに息を引き取った。
“大それた真似”・・?
オレにとっては
いつもの事だ・・!
卑劣な戦い方をする外道には
例外なくその魔槍を
ブチ込んでやるのが
流儀でな・・!!
ヒムをかばうヒュンケルにトドメを刺そうとするマキシマムだったが、何者かが投げた槍が頭に突き刺さる。その人物とは、かつてヒュンケルと戦い死んでいった、陸戦騎ラーハルトだった。
どうだ
見えたか?
オレの
“かなり素早い動き”
とやらが・・!!?
速い と知っているだけで
勝てるなら世話はない!!
この調子では
他のデータとやらも
実戦で役に立たないものが
多そうだ・・・
マキシマムのデータには、ラーハルトについて“かなり素早い動きをする”というような書かれていた。しかし武器を持たない素手の状態ということもあり、「逃げ回ることしかできまい」とナメてかかるマキシマム。しかしその瞬間、ラーハルトの姿が一瞬消える。そして再び表れたときには、マキシマムの頭に刺さっていたはずの槍を手にしていた。あまりの速さにマキシマムはもちろん、ヒュンケルやヒムも驚愕する。
長い眠りから覚め
棺から蘇ったのは
ほんの数日前だ
あぶなく最後の闘いを
寝すごすところだった
なぜラーハルトが甦ったのか、それは、バランが竜の血を与えたからだった。しかし竜の血で全ての者が生き返るわけではなく、強靭な精神力を持った者のみが再び生還することができるのである。かつてポップもバランの竜の血で息を吹き返したことがあったが、ポップには勇気の力があったため生き返ることができたのだった。
・・・生かしておくのも
哀れな男・・
この手で
介錯してやるッ・・!!!
・・戦士ヒュンケルは
死んだ!!
オレは今!
この手で殺したのだ!!
・・したがって
オレがこの鎧の魔槍を
持っていても
だれも文句はあるまい・・?
ラーハルトはあえてヒュンケルに憎まれ口を叩き、魔槍をヒュンケルの後ろの壁に突き刺した。厳しい死闘を繰り広げた友への、ラーハルト流の手向けであった。
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